日本で一番部屋の暖かい県はどこ?という全国部屋の温度調査なるものが発表されていました。一位は北海道で平均21.55℃、逆に最も寒かったのが鳥取県で平均16.97℃とのこと。ちなみに全国平均は18.93℃でした。首都圏の平均値は19.4℃で傾向としては、暖かい部屋で服装は薄着というものでした。光熱費を気にしつつも「暖かい部屋で薄着生活」の誘惑には勝てそうにありません。
さて、光熱費といえば省エネに一役買っているのがLED照明です。青色発光ダイオードの発明以来、一般照明の分野でもLED照明の開発が進み、従来光源との比較でランプ寿命が10倍、消費電力が1/10となり、現在の白熱球はLEDランプに変わろうとしています。ステレオの電源表示程度にしか使用されていなかったのがはるか大昔の話に思えます。
発光する素子がとても小さなLEDは製品開発の新しい分野を切り開きました。今では防水で自由自在曲げられる製品も誕生しています。それが
LEDテープライトです。小さな発光素子の集まりでしかありませんが、明るさは十分にあります。
■フレックスLEDと蛍光灯の比較(参考値)
このLEDテープライトは極薄の基盤を樹脂でコーティングしています。防水のためには劣化しにくい樹脂が必要でしたが、同時に曲げた時の柔軟性も必要でした。試行錯誤の末、ポリウレタン樹脂コーティングという答えに行きつきました。防水性を維持しながら半径50mmまで曲げることができます。
将来的には完全に折り曲げても絶縁しない基盤を開発できればと考えております。そうすることにより、四角形や三角形などの形にも応用できるようになります。
■フレックスLEDをこんな風に使ってみました。